アナログレコードのすすめ

レコードは聴くものじゃない、集めるものでしょ?
なんでかと言うとカッコいいとか、かわいいからなんだよね。ジャケットとかレコード盤自体が。サイズも丁度いい。7インチとかドーナツ盤とかの小さい方が好き。要するに音がどうこうとか言うよりもレコード自体に価値があるって話です。フィギュアとか集めてる人、多いじゃないですか?それと似たようなものなのかな。実際自分でも数百枚は持ってるんですけど、特に好きなのは70年代から90年代のアイドル物。どこがいいかというとジャケット写真がいいんですよ。今日もここに広げて見てるんですけど、アイドルレコードは顔の押し売り。悪い意味じゃないですよ(笑)。やっぱり昔のアイドルってかわいいじゃないですか?表情なんかもジャケットがCDよりも大きいからよく見えて楽しいから集め甲斐がある。自分も含めて最近のコンテンツとかでもこの頃のジャケットから影響受けてるんだろうなって思うものがあります。言葉で説明するのは難しいけど、見たら集めたくなっちゃうのよ。実際1枚50円くらいから売ってたりもするし、思っているよりも簡単に手に入るから。とにかく1回、手にとって眺めてみません?きっと欲しくなると思いますよ。レコードっていうのは眺めることも聴くこともできるハイブリットなメディア。ダウンロード音源なんかより魅力的だよね。ただ部屋のスペースは奪われるし、大量になると重いのは覚悟してほしいね(笑)。

この頃のレコードジャケットと言えば、顔のアップが定番だった。

Kenji
映像作家、アートディレクター
フリーフォトマガジン「ZIINE」アートディレクターを務める。2021年、4号発行予定。